2018 Cup of PRIDE 第4戦 10/07(日) レースレポート |
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台風一過の【Cup of PRIDE第4戦】
シリーズ後半戦はTTから大波乱!!
初参戦選手と女性選手の活躍が目立つ一戦となりました。
■タイムアタック結果
順位 | 号車 | 名前 | ハンデ | ベストタイム | 最終結果 | 予選・決勝レース |
1 | 10 | 矢嵜 博之 | +0.3 | 43.395 | 43.695 | TT 1位~11位 Race1へ進出 |
2 | 8 | 矢嵜 叶人 | +0.3 | 43.613 | 43.913 | |
3 | 7 | 森下 雅之 | +0.2 | 43.923 | 44.123 | |
4 | 6 | 北子 雄大 | +0.2 | 44.254 | 44.454 | |
5 | 9 | 近藤 芳弘 | 0 | 44.513 | 44.513 | |
6 | 7 | 森 絵未果 | +0.4 | 44.124 | 44.524 | |
7 | 10 | 所 祐希 | +0.2 | 44.361 | 44.561 | |
8 | 9 | 佐藤 元司 | +0.1 | 44.496 | 44.596 | |
9 | 8 | 川上 亜紀 | 0 | 44.600 | 44.600 | |
10 | 1 | 石川 拓也 | +0.3 | 44.382 | 44.682 | |
11 | 2 | 水田 桂裕 | 0 | 44.784 | 44.784 | TT 11位~20位 Race2へ進出 |
12 | 1 | 村山 雅孝 | +0.2 | 44.660 | 44.860 | |
13 | 6 | 高橋 秀斗 | +0.2 | 44.749 | 44.949 | |
14 | 5 | 朝倉 希海 | +0.3 | 44.654 | 44.954 | |
15 | 9 | 谷口 光史 | 0 | 45.007 | 45.007 | |
16 | 5 | 南部 和哉 | +0.2 | 44.848 | 45.048 | |
17 | 1 | 中西 慶佑 | +0.2 | 44.981 | 45.181 | |
18 | 6 | 井畑 浩和 | 0 | 45.227 | 45.227 | |
19 | 3 | 片岡 清司 | +0.2 | 45.101 | 45.301 | |
20 | 2 | seigo/i | +0.2 | 45.117 | 45.317 | |
21 | 3 | 杉山 裕孝 | 0 | 45.714 | 45.714 | TT 21位~30位 Race3へ進出 |
22 | 5 | 石川 竜二 | 0 | 45.759 | 45.759 | |
23 | 4 | 岩瀬 卓也 | +0.1 | 45.721 | 45.821 | |
24 | 10 | 山崎 高宏 | +0.3 | 45.660 | 45.960 | |
25 | 2 | 中村 一雄 | +0.1 | 45.942 | 46.042 | |
26 | 8 | 鈴木 明治 | 0 | 46.099 | 46.099 | |
27 | 3 | 大矢 清史 | 0 | 46.411 | 46.411 | |
28 | 4 | 工藤 義弘 | +0.2 | 46.297 | 46.497 | |
29 | 4 | 井上 宏樹 | +0.1 | 46.482 | 46.582 | |
30 | 7 | 佐々木 大輔 | +0.3 | 47.666 | 47.966 |
■Race 1 レース結果
【ファステストラップ】
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【ファステストラップ】
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【Race1 決勝レースレポート】 残り2戦。ここからはシリーズチャンピオンをかけた戦いがより一層リアルさを増す。 静かにチャンピオン争いをさせてくれるほど、レースは甘くない。 Race2に落ちていった多くの常連ドライバー達の嘆きがそれを物語る。いつ自分がそうなってももはやおかしくはない。 自分にかかるプレッシャーを積んできた鍛錬と自信でかき消す。チャンピオンは2戦を残し、矢嵜 博之選手・矢嵜 叶人選手・石川 拓也選手3名のドライバーに権利が残される。 “飛躍”これがCup of PRIDE第4戦のテーマだ。 北子 雄大選手・所 祐希選手が念願のRace1初進出を果たす。間違いなく気持ちと努力が形となった結果だ。そしてCup of PRIDE初参戦女性ドライバー川上 亜紀選手。駿府マリーナカーティングをホームコースとするドライバーだ。Cs Splashという女性カートチームで日々練習に励み、力を付けてきている。女性として今回参戦2戦目の森選手もいる。 共に注目だ。 矢嵜(叶)選手を先頭にRace1スタートが切られる! ホールショットを決める矢嵜(叶)選手。1周目は所選手が1ポジションアップで7位に浮上するが、大きな順位変動はない。 ここからがバトルの始まりだ! 2周目ペースで勝る矢嵜(博)選手が石川(拓)選手を早くもオーバーテイク!前を走る息子矢嵜(叶)選手に標準を合わせる。チャンピオンを争う3人はとにかくペースが速い。今のRace1で勝つためにはこのペースで走ることが最低条件だ。 同周には所選手が6位に浮上し、念願のRace1で躍進を図る。 3周目には森選手がペースの上がらない森下選手を抜き去り4位に浮上、後方では10番手スタートの川上選手が奮闘し8位に浮上。どちらの女性ドライバーからも目が離せない。 翌周、森選手と森下選手に、勢いのある所選手・北子選手・川上選手が迫る、5台バトルへと突入だ。 7位の北子選手がバトルで5位に浮上、所選手はポジション取りが悪かったか、8位へダウン。川上選手がさらに7位へアップ。 5周目ついにヘアピンでトップが入れ替わる!矢嵜(博)選手が矢嵜(叶)選手をパスし、さらに差を広げ始める。離されまいと食らいつく矢嵜(叶)選手そして3位石川(拓)選手だが、そのペースから徐々に離されていく。 勢いの止まらない川上選手だったが、6位まで順位を上げた矢先6周目にまさかの単独クラッシュ!ドライバーは無事だったが、ここで川上選手の勢いは止まってしまう。 7周目北子選手はついに森選手を抜き、4位まで躍進する!Race1初進出ながら素晴らしい気持ちの籠った走りをみせる! 所選手も森選手に迫ったが、6位フィニッシュを果たす。中盤の8位までのポジションダウンが響いたか。更なる進化を期待したい! 今やRace1の常連と成りつつある佐藤選手と重量級で唯一Race1進出を果たすレース巧者の近藤選手のファイナルラップまでもつれるバトルも見ものだった。最終的には佐藤選手がコンマ8秒の差で近藤選手に打ち勝った。 Cup of PRIDE第4戦最終レースRace1、優勝は矢嵜 博之選手!おめでとうございます! 終始速さと安定した走りで見事なレースを披露した。2位は矢嵜 叶人選手、3位は石川 拓也選手となった! 父親と息子の差は僅か4ポイント、最終戦ですべてに決着がつく。 コース上では息子と父親の関係はない。同じレースを戦いチャンピオン狙うライバル関係だ。必ず父親を倒すと矢嵜 叶人選手は改めて自分に誓う。チャンピオンはその先だ。 今年必ず1勝をあげると誓った石川 拓也選手、チャンスは残りあと1戦。 トップとは9ポイント差、厳しい現状は理解している。しかし逆転チャンピオンの可能性はまだ残されている。是が非でもほしい優勝という二文字でシリーズを有終の美で飾ることができるか。 2018シリーズ最終戦、12/9(日) Cup of PRIDE第5戦ですべてに決着がつく。 |
■Race 2 レース結果
【ファステストラップ】
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【ファステストラップ】
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【Race2 決勝レースレポート】 今回のRace2はもはやRace1だ。 水田選手・南部選手・朝倉選手・村山選手はもはやRace1常連だ。高橋選手・中西選手・seigo選手もRace1を多いに経験しているベテラン。 これはまさに予想外の展開、と同時に全体のレベルが上がりRace1へ進出するのが難しくなってきていることを示す。 その中でもしっかり飛躍を遂げた選手もいる。 井畑選手・片岡選手は念願のRace2初進出を、そして谷口 光史選手がCup of PRIDE初参戦ながらみごとRace2進出を果たした! 厳しいレースが予想されるRace2、注目の決勝レース!PP高橋選手先頭に幕が開ける! 1周目のヘアピンで早くもセカンドグリッド水田選手がトップに浮上!後方では中西選手が2ポジション・seigo選手が1ポジションアップ。朝倉選手・村山選手が順位を落とす。 2周目スピードのある南部選手が2位高橋選手をヘアピンでオーバーテイク!更にトップの水田選手の背後に迫る。5周目にはその勢いのままに水田選手を攻略し、 トップに躍り出た後はフィニッシュまで他の追従を許さない圧倒したレースをみせた。 片岡選手・井畑選手のバトルも終始目が離せない。片岡選手のプレッシャーを受けるも必死に耐える井畑選手。熱いバトルを繰り広げる。 3周目には4位から勢いのある中西選手が3位へとポシションを落とす高橋選手に迫る。 一度は3位に浮上した中西選手だが、粘りを見せる高橋選手が同周にポジションを奪い返す。 そのバトルの間に朝倉選手・seigo選手・村山選手が加わり3位争いは5台のデッドヒートとなる。 8周目に中西選手が粘る高橋選手を攻略すると、スピードに乗って残り2周で2位の水田選手をとらえ6番グリッドから2位フィニッシュを果たした。 粘りを見せた高橋選手だったが、朝倉選手のパッシングをきっかけに僅かなミスでseigo選手・村山選手にスキを突かれ7位へ後退してしまう。 その後方に片岡選手・井畑選手が迫る。お互いに最後までバトルを続けていたが、両者とも高橋選手をパスし、井畑選手がファイナルラップ直前に前を守る片岡選手を攻略し、 入賞圏内まであと少しの7位フィニッシュを果たした。 井畑選手・片岡選手はRace2初進出だったが、素晴らしいバトルと今後も活躍が楽しみとなる飛躍のレースとなった! 谷口選手は10位フィニッシュとなったが、Cup of PRIDE初参戦ながら今回強豪が集まったRace2で自分の走りをしっかりみせてくれた!今後の参戦と活躍に期待したい! 激戦となったRace2を制したのは南部選手、おめでとうございます! 悔しい思いや飛躍を嬉しく思う気持ち、それぞれの思いが交錯した新たな一面を見せた、今後の展開が一層気になるRace2となった。 |
■Race 3 レース結果
【ファステストラップ】
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【ファステストラップ】
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【Race3 決勝レースレポート】 重量級ドライバーが多く集まるRace3。 今回はカート歴まだ1年、初スプリントレースにチャレンジした鈴木 明治選手を迎え レースが行われました! PP岩瀬選手を先頭に決勝レースの幕が開ける! 大きな混乱もなくコーナーを抜けていく全車。ホールショットを決めた岩瀬選手は2位山崎選手に1秒弱の差をつけ、順調なスタートを切る。 2周目のヘアピンで3位の佐々木選手が早くも2位へポジションアップ!本来ならRace1へ行ける速さを持ちながらも、TTでペナルティーを受けタイムを抹消されてしまい 、悔しい思いをしてしまった佐々木選手。悔しい思いを走りで挽回する。 翌周にはトップだった岩瀬選手を抜き去り、その持ち前の速さで最後まで他の追従を許さないレースを披露した。 終始目が離せなかったのが4位争いだ。 4周目6番グリッドから順調にポジションを上げてきた工藤選手だが、バトルの中をいち早く抜け出たその周にまさかの単独スピン! ここから更に4位争いは激しくなる。 石川(竜)選手を先頭に中村・大矢・10番グリッドから追撃を続ける井上・杉山・鈴木、 一度は離れたが前を追う工藤選手の7台のバトルがファイナルラップまで続く。 石川(竜)選手は終始中村選手や勢いのある井上選手にプレッシャーを受ける。ヘアピンで狙われるそのプレッシャーから耐え抜く。 また重量級ドライバー大矢選手もこの接近したバトルの中、チャンスを伺う。最終的にファイナルラップで1台を抜き6位と素晴らしいレースをみせた。 PRIDE一番の重量級杉山選手も常に重量級であってもここまでやれるんだ、というレースで最後まで順位の入れ替わりが激しいバトルを戦い抜いた。 そしてRace3を制したのは速さで圧倒した佐々木選手!今後の彼の活躍に期待だ! 2位には山崎選手、3位は岩瀬選手となり、また激しい4位争いを制したのは石川(竜)選手となった! 激しさの中でもクリーンで最高のバトルを繰り広げ、それぞれの選手が飛躍をみせたRace3。 最終戦もどんなレースが展開されるか、今からとても楽しみだ! シリーズをかけ戦い抜いて気きたすべてのドライバーのレースは目が離せない素晴らしいレースばかりです。一人でも多くの皆様に是非Cup of PRIDEをご覧になって頂きたいと思います! Cup of PRIDE第4戦にご参加頂いたドライバーの皆様やギャラリーに来られた皆様ありがとうございました。 それでは皆様最終戦でお会いしましょう! |
■入賞者インタビュー
■スタッフ特別賞
=スギルトン賞= 川上 亜紀 選手 |
=あだち賞= 石川 竜二 選手 |
=しげたか賞= 朝倉 希海 選手 |
=りんご賞= 所 祐希 選手 |